続 33分探偵


  

 左 くれない丸  右 ロイヤルウィング (共にモデルアート刊『くれない丸/むらさき丸』より転載)

2008年10月15日更新

この夏、土曜夜の楽しみであった『33分探偵』が終わりました。
ハチャメチャなストーリーながらツッコミどころ満載で、楽しい作品でした。
僕自身は、めったにドラマは観ないのですが、家族全員でツッコミながら楽しみました。

そんな中、僕にとってサプライズだったのは、最終回の舞台となった場所が、横浜港のレストラン船『ロイヤルウィング』だった事です。
『ロイヤルウィング』は、その昔『くれない丸』と名付けられ、姉妹船『むらさき丸』と共に、大阪と別府を結ぶ、関西汽船の誇る観光客船でした。
排水量3000tと比較的小さな船ながら、当時、豪華な装備で瀬戸内海の女王と呼ばれていました。

この船が誕生したのは1960年。

日本の高度成長時代にあたります。

映画『007』シリーズの原作者、イアン・フレミングも日本を訪れた際、乗船したらしく、小説『007は二度死ぬ』にも登場します。

(2009年4月19日 追記 その後調べたところ、『007は二度死ぬ』に登場するのは姉妹船の『むらさき丸』でした。お詫びして訂正します。)

僕の故郷には、配船の関係で、寄港しなかったのですが、ピッカピカの新造船に憧れていた人達は「あれじぁ、寄って『くれない丸』じゃが。」と恨みまがしい文句を言ったという逸話が残っています。

その後の大型レジャーブームの時代、カーフェリーに客を奪われ、観光船主体の関西汽船はすっかり苦境に立たされてしまいます。
『くれない丸』も活躍の場を失い、姉妹船『むらさき丸』と共に来島どっく沖に寂しく係留されていたのを記憶しています。
その後、姿が見えなくなり、名客船もとうとう解体の運命を辿ってしまったのかなぁ? と思っていました。

ところが、最近、出版された『くれない丸、むらさき丸』の資料本で意外な事実が判りました。
結局、『むらさき丸』は買い手がつかず、解体されたのですが、『くれない丸』は改装され、何度か所有会社は変わったものの、横浜港でレストラン船『ロイヤルウィング』として今も元気に活躍していると言うのです。

『くれない丸』として完成してから48年。
いつ引退しても不思議ではない、船としては大変な高齢にあたります。
引退するまでに、一度その勇姿を目に焼き付けておきたいと願ってはいたのですが、なかなかどうしてその為だけに、横浜港にはいけないなあと思って諦めていたのです。
そんな折りもおり、最終回の予告編で『ロイヤルウィング』の姿が映ったんだから、たまりません。


「えっ、何!!、ロっ 『ロイヤルウィング』!?」


慌てて、資料本を取りに行って女房に見せました。
ビックリしていた女房は資料本を見て、「何でこんな本持ってんの・・・?」


あれっ?

もしかして、

これって、残念・・・? (NACSファンならお判りの筈・・・)


そして迎えた、最終回。

おかげ様で『ロイヤルウィング』の今をしっかり堪能する事が出ました。

シゲ扮する茂木刑事の登場シーンにひとりバカ受け。

また、機関室を疾走する茂木刑事のシーン、正直羨ましかったなぁ。

船内の説明に図面が出た際には、思わず資料本を紐解いていました。
(かなりなバカっぷり・・・)

女房は困ったもんだと言う顔ながら、しっかりこの顛末をブログにアップしていました。


そうそう、最終回に登場した強烈な琉球弁を披露する『上京したての沖縄の女』が着ていた『海人』Tシャツ。
色づかいは異なるものの、以前に『ハナタレナックス』の沖縄合宿でナックスメンバーが着ていたのを見て、娘に土産に買って帰ったので、ちょっと懐かしいものでした。

それにしても、恐ろしく的外れな推理の数々・・・


この『33分探偵』。
続編の噂もある様です。
情報屋だけは替わっても良いけど、どうか、またこのキャストでやって欲しい。

そう言えば、たまたま『新堂本兄弟』を見ていたら、映画『崖の上のポニョ』を歌っている大橋のぞみちゃんが出ていて、彼女が堂本剛くんに、特技のなぞなぞをしていました。

答えを間違えた堂本くん。
鞍馬六郎ばりのギロン顔を披露。

「あっ、『33分探偵』だ。」

あれっ、彼女も見ていたのね。


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